メモリーとは?何をやっているの?インターフェイスの種類と形状の違いの基本

遅いパソコン館


メモリーとは何か?

 『CPU』を頭脳。

 『マザーボード』を身体。

 『メモリ』を机の広さ。

 『ハードディスク』を机の引き出し。

 『アプリケーション操作(パソコンを動かすこと)』は、仕事量に例えられる事が多いようです。

 『メモリ』は情報処理過程の一時的な作業記憶に用いられ、メモリ(机)の容量大きければ(広ければ)作業効率が上がりパソコンの動きが速くなりますが、パソコンが遅い原因がCPU(頭脳)の場合は、メモリを増設してもパソコンの動きは改善されません。

メモリの画像

メモリーインターフェイスの種類と違い(メモリ形状の種類)

 大きく分けて、『DIMM』・『S.O.DIMM』・『MicroDIMM』の3種類があります。

 『DIMM』は、主にデスクトップパソコン

 『S.O.DIMM』は、ノートパソコンまたは、一部の省スペース型デスクトップパソコン。

 『MicroDIMM』は、軽量型ノートパソコンに使用されます。

 これらは、大きさが違う為、互換性がありません

DIMM S.O.DIMM MicroDIMM
デスクトップパソコン ノートパソコン 小型ノートパソコン

モジュール規格(メモリ性能の種類)

 左の表に示したように、様々な規格があります。

 モジュール規格(メモリ性能の種類)によって、転送速度が様々です。

 メモリーは、容量だけでなくモジュール規格(メモリ性能の種類)気にしなければなりません。

 しかし、モジュール規格(メモリ性能の種類)だけが良くても、マザーボード(身体)も同等の性能を持っていなければ、性能を十分に発揮することが出来ませんし、動作すらしない恐れがあります。

 メモリー増設する場合は、インターフェイスモジュール規格の二つは確認する必要があります。

モジュール規格(チップ規格) 転送速度
PC3-10600(DDR3-1333) 10.6(GB/秒)
PC3-8500(DDR3-1066)  8.5(GB/秒)
PC2-6400(DDR2-800)  6.4(GB/秒)
PC2-5300(DDR2-667)  5.3(GB/秒)
PC2-4200(DDR2-533)  4.2(GB/秒)
PC3200(DDR400)  3.2(GB/秒)
PC2700(DDR333)  2.6(GB/秒)
PC2100(DDR266)  2.1(GB/秒)
PC133  1.0(GB/秒)

  *互換性がない!

 メモリーには、『DDR3』,『DDR2』、『DDR』,『SDRAM(PC133,PC100)』の規格が有って、それぞれのグループ間に互換性はありません。

 『DDR400』のメモリーが差さているパソコンに、『DDR2-533』のメモリーは増設することが出来ません。たとえ、電極のピン(pin)の数が同じでも無理です。

 *互換性がある!

 PC2100(DDR266)までしか対応できないマザーボード(パソコン)でも、PC3200(DDR400)または、PC2700(DDR333)のメモリーを差すことが出来、正常に動きます。

 しかし、マザーボードの性能上PC2100(DDR266)の規格のデータ転送速度で動くことになります。(出来るだけ、マザーボードの規格に対応したメモリーを購入することをお勧めします。)

 下位互換性、上位互換性は混同されているようなので、互換性とだけ説明しました。

モジュール規格(チップ規格) 互換性

PC3-10600(DDR3-1333)

PC3-8500(DDR3-1066)

有り

PC2-6400(DDR2-800)

PC2-5300(DDR2-667)

PC2-4200(DDR2-533)

有り

PC3200(DDR400)

PC2700(DDR333)

PC2100(DDR266)

有り

PC133

PC100

有り


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