『このパソコンは何メガ?』とか『メモリを増設する』と言うのは、『物理メモリ』のことを指しています。
『物理メモリ』は、処理の一時的データを保管して、素早くデータの出し入れが可能です。
しかし、この『物理メモリ』で処理しきれない程のデータ量が来た場合は、ハードディスク内にメモリのように動く領域(ページングファイル)を作って対処するようになっています。これを『仮想メモリ』と言います。
仮想メモリ(ハードディスク)は、物理メモリに比べるとデータ転送速度が遅い為、パソコンの動きが遅くなりますが、処理不能といっと状態を防ぐことが出来ます。
『物理メモリ』と『仮想メモリ』の合計を『コミットチャージ』と言います。
コミットチャージはWindowsXPだとタスクマネージャーで確認することができます。
Windows7だとタスクマネージャーから『リソースモニター』をクリックすることによって確認すること画でいます。
ハードフォールトは、仮想メモリへの書き込みの回数を示しています。
Ctrl + Alt + Delete を一緒に押すことによってタスクマネージャーを表示できます。
仮想メモリへのアクセスがボトルネックになって遅くなっているパソコンは、仮想メモリを無効(なし)にすることによって動作が改善できますが、アプリケーションによっては仮想メモリを使用する事を前提にしているものがあり不具合を招く場合があります。『マイクロソフトでは、ページング ファイルを無効にしたり削除したりしないことを強くお勧めします。』との事です。
仮想メモリを無効にして不具合が出る場合は(物理メモリに余裕がある場合に限るが)、RAMDISK(余裕がある部分の物理メモリをハードディスクドライブとして認識させる)としてそのドライブを仮想メモリとして指定させると良いと思います。
仮想メモリの推奨サイズは、物理メモリの1.5倍との事です。計算しないでも表示されますので参考にします。初期サイズ、最大サイズとも同じ推奨サイズを指定することによって、データの断片化を防ぐことが出来るそうです。
内臓ハードディスクが物理的に2台有る場合は、OS(ウィンドウズ)が入っている(よくアクセスするドライブ)以外のドライブを仮想メモリに指定する事によって、仮想メモリへのアクセスが速くなります(パソコンの動きが速くなります)。
注意:外付けハードディスク(USB接続)、またはUSBメモリは、仮想メモリ用ドライブとして指定できますが、内臓ハードディスクに比べて転送速度が遅くパフォーマンスが下がるため指定しな方が良いと思います。USB3.0などで転送スピードが確保できる場合はこの限りではない。
Copyright (c)2009 slowpc.work All Rights Reserved.